将棋の第68期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)の第4局が6日、神戸市で指され、挑戦者の久保利明九段(45)が永瀬拓矢王座(28)に201手で勝ち、今シリーズの対戦成績は両者2勝2敗のタイとなった。
兵庫県加古川市出身の久保九段は、負ければ敗退決定という状況だったが、地元対局で意地を見せ、タイトル奪取に望みをつないだ。最終の第5局は14日、甲府市で指される。
永瀬王座は9月に叡王(えいおう)を失冠し、叡王・王座の二冠から王座のみの一冠に後退しているだけに、王座戦でタイトル初防衛を果たし、タイトル保持者の地位を維持したいところ。
一方、久保九段はタイトルを通算7期(棋王3期、王将4期)保持した関西の実力者。2019年2月に王将を失冠して以来のタイトル獲得を目指す。(佐藤圭司)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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