乗り物好き、旅行先で小型機免許も 父「冷たい海、無念だったろう」

 26人が乗った北海道斜里町知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」と連絡が途絶えた事故から30日で1週間。亡くなった方を知るゆかりの人たちは、突然の悲報に無念さをにじませながら、人柄をしのんだ。

 亡くなった橳島(ぬでしま)優さん(34)=千葉県松戸市=は乗り物が好きで、筑波大学で地盤工学を専攻し、鉄道の安全について研究し、卒業後は、鉄道貨物会社に就職した。卒業旅行で訪れたフィリピンで小型飛行機の免許を取得し、指導教員たちを驚かせたという。

 橳島さんが中学時代を過ごした宮崎市で同級生だった男性は、「亡くなった実感がなく、ただただ驚いている」と絶句した。学生時代の橳島さんのあだ名は「ぬで」や「ゆうくん」。「何か嫌なことを言われても笑って返すような性格で、一切悪い印象を持つ人はいない」と振り返る。

 約10年前の同窓会で会った…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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