日本航空(JAL/JL、9201)は9月13日、12日の成田発中部行きJL3087便(ボーイング787-8型機、登録記号JA844J)に乗務予定だった副機長から、乗務前のアルコール検査で基準値を超える数値が検出されたと発表した。同便には別の副操縦士が乗務し、中部には定刻より11分遅れの午後8時1分に到着した。副機長の解雇が決まった。
通常は機長と副操縦士が2人1組で乗務するが、同便は機長が2人乗務するシフトで、飲酒が発覚した機長はコックピット右席で副操縦士役(SIC: Second In-Command)を務める副機長として乗務予定だった。
副機長は、成田空港の運航乗務員カウンターへ12日午後5時15分ごろ出社。アルコール感知器で乗務前に検査したところ、基準値(0.00mg/L)を超える0.08mg/Lのアルコールが検知された。社内規定に基づきさらに2回測定したが、2回目の午後5時16分に0.10mg/L、3回目の同34分に0.07mg/Lとなり、乗務から外れた。その後、同54分に4回目の測定で0.00mg/Lになったが、社内規定に基づき解雇処分となった。
同便は乗客161人(幼児なし)と乗員9人(パイロット2人、客室乗務員7人)を乗せ、成田を午後6時35分に出発し、午後7時50分に到着予定だった。乗員交代などにより、15分遅れの午後6時50分に成田を出発して、中部には11分遅れの午後8時1分に着いた。
JALは、「乗務員のアルコールに関する管理強化に向けて、全社をあげてさまざまな取り組みを進めている中で、再びこのような事態を引き起こしてしまいましたことを、重ねてお詫び申し上げます」とコメントした。
Tadayuki YOSHIKAWA
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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