あす5日の九州は一時的に強い寒気が流れ込むため、寒の戻りとなります。きょうの最高気温は3月上旬から中旬並みでしたが、あすは2月上旬並みの寒さになります。また、吹く風が冷たく、気温以上に寒い一日となりそうです。体調の管理にはお気をつけください。
西高東低の冬型気圧配置が強まる
あすは急速に発達する低気圧が北日本付近を東へ進み、大陸からは高気圧が張り出してくるため、日本付近は西高東低の冬型気圧配置が強まります。日本付近は等圧線の間隔が狭く、大陸からの寒気が流れ込みやすい気象条件となるでしょう。九州北部の上空1500メートル付近には、氷点下8度前後の強い寒気が流れ込む見込みです。九州は、山沿いを中心に雪やみぞれの降る所があるでしょう。九州への寒気の流れ込みのピークはあすの午前中です。
北風が冷たく冬の寒さが戻る
あすの九州の最高気温は2月上旬並みの気温にとどまります。季節が一か月戻ったような、冬の寒さになります。特に、午前中を中心に冷たい北風が吹き、気温以上に寒く感じられそうです。暖かい服装でお過ごしください。春は気温の変化が大きい時季です。体調の管理には注意したいものです。
あす朝は遅霜に注意
今夜からあす朝は冷え込みが強まります。あす朝の最低気温は、内陸部や山沿いでは氷点下の冷え込みになる所があり、3度以下まで下がる所も多い見込みです。今年は記録的な暖冬となり、植物などの成長が早くなっている可能性があります。あす朝は遅霜がおりる恐れがありますから、農作物の管理にはご注意ください。
日本気象協会 九州支社 古田 尚理
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