九州に恋したカナダ人女性、ユーチューブで恩返し 大切な言葉と共に

(わたしの折々のことば)ミカエラ・ブレスウェートさん

「もつ鍋店なのに昼はおいしいカレーが食べられるらしい」。早速、情報収集に行ったミカエラ・ブレスウェートさん

 順調だった仕事が、新型コロナ禍で休止して丸2年。ミカエラ・ブレスウェートさん(34)が自身の現状を描写する言葉だ。

わたしの折々のことばは、大切なことばを三つ挙げてもらい、そのことばにまつわる物語を語ってもらう企画です。

It is what it is.(「仕方ない」という一般的な英語表現)

《一般的に「仕方ない」の意味だが、本人は「なるようになるさ」と前向きに和訳した。高校時代からの友人は、この言葉の選択の裏に彼女の変化と成長を感じるという。》

 2020年は飛躍の年になるはずだった。東京五輪を夏に控え、海外から日本に押し寄せるであろう人たちに、日本の魅力を伝える観光動画を全日空(ANA)の機内で流す。

 その制作を任されたブレスウェートさんは「非常に大きな仕事で、とても興奮していた」。

 動画を通じて日本の魅力を英語で世界に届けるユーチューバーとして国内外で人気を集めてきた。当時の年収は700万円ほど。全日空の仕事は、積み上げたキャリアの集大成だった。

後半ではブレスウェートさんが九州を目指した動機、外国人として日本での生活に慣れようと苦労した日々を、それぞれの時期を代表する言葉とともに紹介します。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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