【動画】九州の広範囲で大雨、JR博多駅前の様子=池田良、豊島鉄博撮影
30日未明から九州・山口の広い範囲で大雨となり、福岡や佐賀、大分など各地で避難指示が出された。道路の冠水や崖崩れも発生し、交通網にも影響が出ている。1日以降も大雨が続く見通しで、福岡管区気象台は警戒を呼びかけている。
大雨は九州北部を中心に降り続き、命に危険を及ぼす土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況となったことを警告する「土砂災害警戒情報」が30日午後9時までに福岡、佐賀、熊本、大分各県内の計16市町村で出され、土砂災害が発生しやすい地域の住民に避難が呼びかけられている。
福岡県久留米市は河川が氾濫(はんらん)するおそれがあるとして、約25万3千人を対象に避難指示を出した。6年前の九州北部豪雨で大きな被害が出た東峰村も避難指示を出し、30日夜までに3カ所の避難所に計58人が避難している。ほかに朝倉市や佐賀県嬉野市、武雄市、熊本県小国町、大分県日田市、山口県周南市などでも避難指示が出された。
大雨の影響で、JR九州は筑豊線や後藤寺線、久大線など九州北部の一部区間で終日、運転を見合わせた。西日本鉄道の高速バスも福岡県や大分県の一部区間が終日運休。高速道路では大分道日出ジャンクション―玖珠インターチェンジ間などが通行止めとなった。
福岡県や佐賀県などで学校の臨時休校が相次いだほか、福岡県太宰府市の九州国立博物館が臨時閉館するなど、広い範囲に影響が出ている。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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