10日、記録的な豪雨に襲われた九州北部や東海に再び発達した雨雲がかかっています。長崎県では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨を観測した所がありました。
長崎県で非常に激しい雨 四国や東海で激しい雨
10日、大陸から日本海に前線が延びており、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいます。九州から東北の広い範囲に雨雲がかかっています。 長崎県対馬市厳原で、午前10時05分までの1時間に62.5ミリ、新上五島町で、午前11時44分までの1時間に55.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。また、対馬市厳原では、6時間雨量の日最大値は10時10分までで182.0ミリに達し、7月1位の値を更新。たった6時間で平年の7月1か月分の雨量のおよそ5割に達しています。 四国の太平洋側や東海にも発達した雨雲がかかり、高知市では、午前11時54分までの1時間に40.0ミリ、静岡県御前崎市では午前11時56分までの1時間に32.5ミリの激しい雨を観測しました。
土砂災害・河川の増水や氾濫に厳重警戒
夜にかけて、九州から東北は雨や雷雨でしょう。九州北部では、夜のはじめ頃にかけて非常に激しい雨が降る所がある見込みです。東海も夜は激しい雨の降る所があるでしょう。 これまでの記録的な大雨により、広い範囲で地盤が緩んでいる所があります。土砂災害、浸水害、洪水の危険度が更に高くなる恐れがあります。東海では、土砂災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。引き続き土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒をしてください。
日本気象協会 本社 日直主任
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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