2017年の九州北部の豪雨で被災したJR日田彦山線の不通区間にある大行司駅(福岡県東峰村)の駅舎の復元工事が完成し、21日に記念式典が開かれた。JR九州は鉄道で復旧する場合は沿線自治体が運行費補助を支払うことを要求しており、「鉄道復活」が実現するかどうかは不透明だが、村は地域のシンボルだった駅舎をよみがえらせることで熱意を示す。
東峰村によると、復元したのは瓦ぶき屋根の木造駅舎。1946年の同駅開業に合わせて建てられ、JR九州が村に譲渡したが、17年の豪雨で土砂が流れ込んで倒壊した。写真などの資料に基づいて再現し、総工費は約1700万円。
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