乳児の熱中症死、両親を重過失容疑で送検 北九州市の車内置き去り

遠山武

 北九州八幡西区の商業施設駐車場で昨年8月、車に0歳男児を置き去りにし、脱水症熱中症で死亡させたとして、福岡県警折尾署は2日、同市小倉北区の男児の父親(27)と母親(26)を重過失致死容疑で福岡地検小倉支部に書類送検し、発表した。いずれも容疑を認め、「子どもに申し訳ない」と話しているという。

 署によると、昨年8月、家族5人と知人女性の計6人で車で施設を訪れた際、先に降車した父親は「(男児は)妻が連れてくる」、車外で他の子の面倒を見てから施錠した母親は「夫が連れていった」とそれぞれ思い込み、エンジンを切った車内に男児を午前10時ごろから約2時間半残すことになったという。

 両親はばらばらに買い物をし、会計時に男児の不在に気づいた。当日は真夏日で、署が同じ条件で検証したところ、約2時間半後に車内温度は約50度に達した。(遠山武)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment