政府は新型コロナウイルス対策として、新たに予備費約3700億円の支出を11日に閣議決定する方針を固めた。自民党の森山裕国対委員長が8日、立憲民主党の安住淳国対委員長と国会内で会談し、明らかにした。政府の観光支援事業「Go To トラベル」の来年6月末までの延長や低所得のひとり親世帯を対象とした「臨時特別給付金」の再支給などに充てる。 森山、安住両氏は会談で、衆参両院の予算委員会理事懇談会を11日に開き、政府から予備費支出の報告を受ける日程で合意した。また、森山氏は、1月18日に召集する政府方針も伝えた。これに先立ち、1月7日に議院運営委員会を開催することでも合意した。 安住氏は「桜を見る会」前日の夕食会をめぐる問題に関し、安倍晋三前首相の国会招致も改めて求めたが、森山氏は「承っておく」と述べるにとどめた。
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