高松市で6歳と3歳の姉妹が乗用車内に放置され、熱中症で死亡した事件で、保護責任者遺棄致死の罪で起訴された母親の竹内麻理亜被告(26)が、事件当日まで3夜連続で姉妹を車内に置き去りにし、店で酒を飲んだと説明していることが捜査関係者への取材でわかった。
竹内被告は今月2日夜から翌3日昼まで、姉妹を車内に15時間余り放置し、熱中症で死亡させたとして起訴された。これまでの捜査では、この間、バーなど3軒をはしごし、知人男性宅を訪れていたとみられる。
捜査関係者によると、防犯カメラの映像や供述などから、竹内被告が8月31日夜にも、車内に姉妹を置いたまま飲食店を訪れたとみられることが判明。同被告は飲酒後、コンビニエンスストアの近くに駐車した車の中で「2時間ほど仮眠した」と話しているという。
翌9月1日も、姉妹を連れて夜の繁華街へ出た。駐車場に止めた車の中に姉妹を残し、事件当日も訪れたバーなど複数の店で飲酒したとみられるという。
竹内被告はこの間、日中には実家などに立ち寄っていた。事件当日の竹内被告について、実家の親族は「自宅に帰った」、夫は「実家に泊まっている」と思っていたという。(長妻昭明)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル