福岡県警八幡西署は19日、恐喝容疑で逮捕した自称介護士の女(21)について、事件当時20歳未満であったにもかかわらず、報道機関に誤って実名を公表した。松尾丙午副署長は「確認を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。
同署によると、逮捕容疑は昨年4月27日、北九州市八幡西区のホテルなどで、同市門司区の会社員の男性(22)に「どう責任とるんか」「示談しかない」などと言って金銭を要求し、現金57万円を脅し取ったというもの。女のほかに、同容疑で22~23歳の男女2人が逮捕されている。
県警によると、男性は容疑者の1人とマッチングアプリで知り合い、ホテルに行った後に別の容疑者から脅されたという。男性が警察に相談し、発覚した。
署は当初、女を実名で発表していたが、その後に事件当時は19歳5カ月だったことが判明。発表の約30分後に匿名に切り替えた。年齢の確認が不十分だったという。
国家公安委員会規則では、起訴後の18、19歳の特定少年を除き、報道発表で少年を推定できる情報を出してはいけないと定めている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル