二松学舎大(東京都千代田区)は22日、昨年9月まで学長を務めていた国際政治経済学部の中山政義教授が1988年に発表した論文に、盗用があったと発表した。
盗用が認定されたのは「アメリカ会社法における自己株式取得に関する考察」と題する論文。学内からの指摘を受け、同大が設置した調査委員会(委員長・山口志保・大東文化大教授)が昨秋から調査。他の研究者が1970年に発表した論文から、適切な表示をせずに引用したとして、6カ所の記述について盗用に該当すると認定した。
二松学舎大は中山氏に対し、研究業績から今回の論文を削除するように勧告。同大を運営する学校法人二松学舎が今後、中山氏の処分などを検討するとしている。(増谷文生)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル