All Nippon NewsNetwork(ANN)
早くも解散総選挙を見据えた動きを見せていす。自民党の二階幹事長率いる二階派の幹部らが山口県に集結し、山口3区を地盤とする河村建夫元官房長官の決起大会を開催しました。 閣僚経験者もずらりと並び、二階派が総力を挙げて河村氏の応援に入っています。今回、二階派が総勢20人で集結したのは、同じく山口3区から岸田派の林参議院議員が出馬するのではないかと取り沙汰されているからです。二階派の幹部は「自民党に弓を引くということだ」と牽制(けんせい)し、現職優先だという考えを強調しました。二階幹事長らはその後、地元の有力企業である「宇部興産」を視察し、選挙での支援体制作りに余念がありません。
一方、林氏は現時点で出馬は明言していませんが、山口3区のなかで新たに事務所を開くなど準備を進めているとみられています。岸田派の幹部からは「出馬したら派閥が応援しようがしまいが、負けることはない」との声も漏れてきます。この選挙区ではこの他に立憲民主党から坂本史子氏が出馬する見通しです。自民党内で年内の解散総選挙は見送られるとの見方が強まる一方で、選挙を見据えた熾烈(しれつ)な駆け引きがすでに始まっています。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース