陸上自衛隊郡山駐屯地(福島県)に勤務していた元自衛官の五ノ井里奈さん(23)への強制わいせつ罪に問われた元自衛官3人=懲戒免職=の公判は25日、木目沢佑輔被告(29)の被告人質問が福島地裁であった。木目沢被告は、被害を訴えている五ノ井さんについて「記憶があいまいなのではないか」と述べた。
木目沢被告は初公判で「覆いかぶさるようになったが、体を触ってない」と無罪を主張した。
この日の被告人質問では、検察側から「『命がけで戦っている』と話している五ノ井さんがうそを言っているのか」と問われ、「自分には家族がある。こっちも命がけでやっている」と供述。五ノ井さんが被害を訴えたのは訓練から帰りたかったからではないか、という自身の見解を、捜査機関に伝えているとした。
一方、2021年6月の酒席では、上司から指示され、五ノ井さんの胸を触ったことがあるとも述べた。
閉廷後、取材に応じた五ノ井さんは「ひどいなと思った。ショックです」と話した。(滝口信之)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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