今夏に延期された東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの大会組織委員会などは3日、選手ら関係者の大会時の行動規範を定めたルールブック(プレーブック)の初版を公表した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、選手には公共交通機関の使用を禁じ、繁華街などへの外出は認めないなどの内容。「重大な違反者は、出場資格の取り消しもありえる」としている。
プレーブックは国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)と共同で作成した。日本に入国する14日前から大会前、大会中、帰国までの注意点を列挙している。コロナ関連の検査を4日に1回受けたり、スマートフォンのアプリで体調や接触状況を把握したりすることも盛り込んだ。IOCのクリストフ・デュビ五輪統括部長は「世界で行われてきた大会での対策をもとに作成した」と述べた。
組織委やIOCのホームページで公表し、4月ごろに改訂する予定。組織委の中村英正・開催統括は「みなさんからの意見を頂きながら、ブラッシュアップしていきたい」と述べた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment