東京オリンピック・パラリンピックの期間中にイベント会場として予定されている都立代々木公園(東京都渋谷区)で、設営のための樹木の剪定(せんてい)が波紋を呼んでいる。市民の間で剪定の必要性への疑問や、剪定の中止を求める声が上がるなか、都は24日から枝を切る作業を始め、26日には終わらせるとしている。
家族連れや犬の散歩をする人たちでにぎわう代々木公園。ところどころの樹木の幹に「樹木剪定(せんてい)のお知らせ」という紙と、剪定予定の木が書かれた地図が巻き付けられている。
都オリンピック・パラリンピック準備局によると、東京五輪・パラリンピックの期間中、公園の南西部分にある約3万5千平方メートルのエリアに、競技を見る巨大スクリーンや飲食店などが出店するイベント会場を作る。木の枝を切り落とすのは、設営用の資材搬入の際、工事車両やクレーン車の妨げとなるためという。
剪定対象の木は36本。地面…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル