2020年東京五輪の組織委員会は30日、チケットの追加抽選販売の受け付けを8月8日未明から始める、と発表した。締め切りは8月19日午前11時59分。5月の第1次抽選で当たらなかった約416万人が対象で、抽選結果は9月11日に通知する。公式販売サイトで申し込みを受け付け、販売枚数は68万枚余りを見込んでいる。
対象は水泳(飛び込み)や野球、マラソン、サッカーなど20競技の170枠。予選だけでなく、決勝や3位決定戦などメダル争いの試合も抽選にかかる。組織委は「できる限り多くの競技を準備した」と説明する。購入できるのは1人1枠で、第2希望まで申し込むことができる。枠ごとの申し込み可能枚数は予選などは6枚まで、メダル争いにからむ試合は4枚までという。例えば、第1希望「サッカー準決勝」▽第2希望「バスケットボール予選」といった申し込みは有効だが、第1希望「ゴルフ予選」▽第1希望「ホッケー3位決定戦」▽第2希望「テコンドー決勝」のように第1希望に2枠以上申し込むと自動的に落選となる。
組織委によると、第1次の抽選では、公式販売サイトのID登録者約750万人のうち512万人がチケットを申し込み、当選者96万人が322万枚を購入したという。組織委はこれまで「販売戦略の都合」を理由に販売数などの数字の公表を控えてきた。今回明らかにしたことについて「過去大会と比べ最高レベルの申し込みを頂いたが、『当たらなかった』という声や意見もあった。伝えることでチケットの状況を一番適切に理解して頂ける」としている。
今回の追加抽選で注意が必要な…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル