全国的に新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、東京五輪のマラソンと競歩が8月5~8日、札幌市で行われる。大会組織委員会は沿道での「観戦自粛」を呼びかけるが、人出がどれだけ抑えられるか、見通しは立っていない。
マラソンは変則3周コースで、使われる公道は約20キロに及ぶ。組織委は、沿道での人の密集を防ぐため、大通公園の発着点付近▽大通西5~10丁目の大通公園内▽創成川公園内▽道庁敷地内▽北3条広場(アカプラ)を立ち入り禁止エリアにする。
さらに、大通公園以北の札幌駅前通を重点対策エリアとする。柵とコーンで歩道を狭めて立ち止まりにくくしたうえで、観戦自粛を呼びかけるボランティアスタッフを多めに配置する。5月のテスト大会では沿道の一部で観客が連なった。このため、呼びかけスタッフの数をテスト大会の約700人から約2千人に増やした。組織委は「すでに確保している」と説明する。呼びかけスタッフが持つ「観戦自粛」のパネルや立て看板も、テスト大会より大幅に増やすという。
本大会が始まり、東京・お台…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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