吉江宣幸、稲田博一
千葉県内で7月1~3日に予定されている東京五輪の聖火リレーについて、県が公道での実施を中止する案を関係自治体に示し、調整を進めていることがわかった。
県内の聖火リレーは、東京湾アクアラインのパーキングエリア「海ほたる」(木更津市)からスタートし、3日間で計258人・グループが21市町を走る予定だった。
初日に公道を聖火ランナーが走る予定だった君津市には24日、県から中止案の連絡があったという。市幹部は「県内12市で、まん延防止等重点措置が適用されている。県民の安全安心を第一に考えた県の最終判断に賛同したい」と県の判断を評価した。
また、五輪のサーフィン会場になる一宮町も、24日に県から「中止の方向で検討したい」と伝えられたという。聖火は隣のいすみ市から町内にかけての約3キロの波打ち際を14人でつなぐ予定だった。波打ち際も公道扱いになるとされ、見送りになるという。
馬淵昌也町長は「聖火ランナーのことを思うと胸が痛むが、どこでも公道では聖火リレーができない現状をみれば、仕方がない」と話した。(吉江宣幸、稲田博一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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