2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は5日、東京都中央区の晴海に設置する選手村のイメージ図を初公開した。44ヘクタールの敷地に、14~18階建ての宿泊棟21棟(約3800戸)などを建設する。歓迎式典などで使うビレッジプラザは、全国63自治体から提供を受けた約2千立方メートルの木材で造る。大会後は解体して自治体に木材を返し、再利用してもらう。
ベッド数は五輪時で1万8千、パラリンピック時は8千。食堂は24時間営業で2階建てのメインダイニング(4500席)のほか、3階建ての複合施設内に日本食などを提供するカジュアルダイニング(400席)を用意。診療所や緑道公園なども整備する。宿泊棟は今年末に建設を終え、内装工事に入る。
五輪は開会式10日前の7月14日に開村し、閉会式3日後の8月12日に閉村。パラリンピックは開会式1週間前の8月18日に開村し、閉会式3日後の9月9日に閉村する。大会後は50階の2棟を加え、計約5600戸のマンション群が整備される予定だ。
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2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は5日、東京都中央区の晴海に設置される選手村の食堂の一つ「カジュアルダイニング」のメニューについて、一部を公募すると発表した。募集期間は8日から9月6日まで。日本の食文化や食卓の味を象徴するメニューを広く募る。
約400席のカジュアルダイニングは競技を終えた選手らにくつろいでもらうことを想定した場所で、メインダイニングと別に作られる。すでに、日本人が親しむうどんやお好み焼きなどが提供される方針だ。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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