芝野虎丸名人への挑戦権をかけた第45期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は20日、井山裕太棋聖(30)と村川大介十段(29)が大阪市北区の日本棋院関西総本部で対戦し、井山棋聖が白番中押し勝ちし、開幕3連勝を飾った。村川十段は1勝3敗となった。
本来は3月に予定された対局だが、井山棋聖が出場予定だった中国開催の棋戦が、新型肺炎の影響で延期に。東京五輪の開催に備え、リーグ戦を前倒しで進行させる必要もあり、日程が早まった。
井山棋聖は「厳しく攻めに来られ、序盤は苦しかった」というが、中盤以降は優位に立ち、午後9時20分に182手で勝利をあげた。許家元八段(3勝)、一力遼八段(2勝)とともに無敗。「いいスタートを切れたが、今後も厳しい相手ばかり。あまり先を見すぎず、これまで通り頑張りたい」と話した。
村川十段は、先週もリーグ戦で羽根直樹碁聖と対局し、接戦を制したばかり。2週連続のリーグ戦だったが、連勝とはいかなかった。「切り替えて頑張りたい」と話した。(渡義人)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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