交番で警官に「拳銃をよこせ」 カッターで切りつけ未遂容疑で男逮捕

豊島鉄博

 交番の警察官をカッターナイフで切りつけようとし、拳銃を奪おうとしたとして、福岡県警久留米署は16日、福岡市早良区百道1丁目の無職宮原誠次容疑者(38)を強盗殺人未遂と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕し、発表した。

 署によると、宮原容疑者は16日午後2時55分ごろ、久留米市内の西鉄久留米駅前交番で、勤務中の男性巡査部長(37)に「拳銃をよこせ」と怒鳴りながら、カッターナイフで切りつけようとした疑いがある。宮原容疑者はその場で取り押さえられ、巡査部長にけがはなかった。

 宮原容疑者は同日午後2時50分ごろ、交番を訪れて「けんかになった。相手は現場にいるのですぐに来てほしい」などと求めたが、両手をズボンのポケットに入れて落ち着きのない様子だったという。巡査部長は「危ないものがないか確認させてもらっていいか」などと伝え、ポケットを確認しようとしたところ、カッターナイフをポケットから取り出したという。

 宮原容疑者は容疑を認め、「自分の身を守るために警察官から拳銃を奪おうとした」と話しているという。(豊島鉄博)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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