交番の警察官が襲撃される事件が相次いだことを受けて、愛知県警が今年度から、交番と駐在所のカウンターに透明なアクリル板の取り付けを進めている。警察官の安全を確保する一方、訪れる市民が距離を感じないようなレイアウトの工夫もしている。
天白署の島田交番(名古屋市天白区)に9月末、アクリル板の付いたカウンターが導入された。不審者が侵入しにくいように交番の玄関を入った正面に配置した。床からの高さは約140センチで簡単には乗り越えられない。アクリル板は天井の下にも設置され、長い棒状の凶器を振り下ろされても大けがを防ぐ狙いだ。
一方で上下のアクリル板の間には大きな隙間を作る。警察官と来訪者の心理的な距離を生まない工夫という。
以前は事務机だけが並べられ、来訪者と間近に応対する形になっていた。交番に勤務する男性巡査部長(37)は「不審者が来ても間合いが取れるので安心感がある。カウンター越しに市民と話していても違和感はない」と話す。
県警は7月から整備を始めた。2022年度末までに全533の交番・駐在所に設置を終える予定だ。
富山では刺殺事件も
急ピッチで整備を進めるのは、…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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