交通量減ったのに駐車違反横ばい ガラガラでつい路駐?

 新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で、兵庫県内の交通量が減った一方、駐車違反は横ばいのままだ。道路がすいた分、思わず路上駐車してしまう人がいたようだ。県警は駐車違反ゼロを目指し、車の持ち主に支払いを求める放置違反金の回収に力を入れている。

 県内では4月7日から5月21日まで、政府による緊急事態宣言が出され、この間、外出自粛が呼びかけられた。

 国土交通省兵庫国道事務所によると、5月中旬には中国道や山陽道などの高速道路の交通量は半減。継続的な交通量のチェック地点・たつの市揖保川町原の国道2号ではこの時期、平日の交通量は前年と比べて1割減、休日は2割以上減ったという。マイカーで移動する人が大きく減少したことが要因とみられる。

 一方、あまり変化が見られないのが、駐車違反の車両に黄色い確認標章を貼り付けた件数だ。今年は10月末現在で約5万3900件。これは昨年の同時期と比べ880件減で、割合にして2%足らず。今年も月5千件台の例年水準で推移していたが、緊急事態宣言で交通量の減少がピークを迎えた5月だけが、6千件を超える「逆転現象」が起きていたという。

 国道事務所の担当者は、この逆転現象について、「近場に買い物などに出た場合、交通量が減少しているため、路上駐車しやすくなったことが考えられる」と話す。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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