東京都江戸川区の会社員野本結梨香さん(当時18)が6月から行方不明になり、山梨県内の山林で今月27日に遺体で見つかった事件で、野本さんの交際相手の男(31)が使っていた車に血痕があり、そのDNA型が野本さんのDNA型とほぼ一致したことが捜査関係者への取材で分かった。警視庁は男が事件について事情を知っているとみて調べる方針。
警視庁は28日、野本さんの遺体を遺棄したとして会社員の堀俊哉容疑者(30)=千葉県八千代市=を死体遺棄容疑で逮捕した。捜査1課によると、堀容疑者は6月上旬ごろ、山梨県北都留郡の山林に野本さんの遺体を遺棄した疑いがある。
捜査関係者によると、野本さんの交際相手の男は車を借りていたが、返却せずに江戸川区内の路上に乗り捨てていた。警視庁が7月にこの車を調べたところ、後部座席に血痕があったという。男は車を横領した疑いで警視庁に逮捕されている。
11月に野本さんの父親から行方不明届が出された。車はすでに廃車となっていたが、警視庁は当時採取していた血痕のDNA型を鑑定し、野本さんのDNA型と矛盾しないことが判明したという。
野本さんの周囲から話を聞く中で堀容疑者が浮上。供述に沿って捜索したところ、野本さんは山梨県内の山林で11月27日、一部白骨化した状態で見つかった。歯型の鑑定で身元が確認されたという。(増山祐史、遠藤美波、長妻昭明)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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