京都の師走の風物詩「吉例顔見世(きちれいかおみせ)興行」の開幕に向けて、劇場の南座(京都市東山区)で26日、出演する歌舞伎役者の名前を掲げる「まねき上げ」があった。
歌舞伎発祥の地にある南座では、毎年12月に東西の役者が一堂に会する興行をしており、今年は第13代市川團十郎さんの襲名披露の舞台となる。
大入りを願って、「勘亭(かんてい)流」ですき間なく記した「まねき看板」は72枚。26日午前、最後の1枚となる團十郎さんの看板が、共演する息子の新之助さん、娘のぼたんさんの看板と並んで掲げられると、一足早く師走を告げる華やかな装飾が完成した。3人は南座の前であいさつし、團十郎さんの手締めで興行の成功を願った。顔見世興行は12月1日から24日まで。(西田健作)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル