【動画】事件2日前の7月16日、JR宇治駅近くの防犯カメラに映る青葉真司容疑者=住民提供
京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで34人が死亡した放火殺人事件で、職業不詳の青葉真司容疑者(41)=殺人などの容疑で逮捕状=が事件前日の17日、ガソリンの携行缶やバケツを載せた台車を押しながら、京都府宇治市の同社本社や、第1スタジオ周辺など約10キロを歩き回っていたことが捜査関係者への取材でわかった。現場の下見をしていたと京都府警はみている。
捜査関係者によると、青葉容疑者は17日午前、宇治市の量販店で台車のほか、ガソリン携行缶二つ、棒状のライターなどを購入。その後、台車に荷物を載せ、歩き始めた。
朝日新聞の取材では、午前11時15分、量販店から北へ約650メートルの場所で、防犯カメラがその姿を記録。午後2時半ごろには、北へ約3キロ離れた京都アニメーションの本社近くでも、防犯カメラに映っていた。
府警の調べでは、本社そばの直営ショップや、約300メートル西にある第2スタジオ、さらに北へ約850メートル離れた第1スタジオなどを複数回にわたって行ったり来たりしていたという。
また、府警の捜査で、事件前日の夜から当日朝、青葉容疑者が第1スタジオの西約500メートルの公園で野宿していたとみられることも判明。当日朝、ガソリン40リットルを現金で購入しており、府警はガソリン代を残すため、野宿したとみている。身柄を確保された際の所持金は数千円だった。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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