「人を育て、日常を取り戻したい」。京都アニメーション第1スタジオの放火殺人事件から3カ月になった18日、京アニの八田英明社長が京都市内で記者会見し、なお癒えることがない胸の内や、再建への決意を語った。
紺のスーツ姿で現れた八田社長は冒頭、会見場に向かう途中に電車から、焼け焦げたままの第1スタジオが見えたと明かした。「大事な建物がああいう形で見え、本当に心が痛い。3カ月たったが、ご遺族の気持ちを思うと、いてもたってもいられない」と言葉を絞り出した。
ともに作品をつくってきた同僚たちを突然、失った。「7月18日まであった日常が、今はない」。そんな喪失感を抱きながら、3カ月間を過ごしたという。
9月21日には京都市内で京アニ社内のお別れの会を開いた。出席した社員や遺族ら約250人の参列者と写真を見ながら思い出を語り合った。「仲間が犠牲になり慚愧(ざんき)に堪えない。気持ちをつないでいく」。八田社長はそう誓ったという。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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