増山祐史 遠藤美波 長妻昭明
全国で相次いだ強盗事件のうち、千葉県大網白里市で1月に起きた強盗致傷事件を指示したとして、警視庁は住所不定、職業不詳の今村磨人(きよと)容疑者(39)=窃盗罪で起訴=を強盗致傷と建造物侵入の両容疑で20日に再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。
今村容疑者はフィリピン拠点の特殊詐欺グループの幹部とされる。京都市の時計店で昨年5月に起きた強盗事件を「ルフィ」を名乗って指示したとして、今年6月に強盗容疑で逮捕された。警視庁は、千葉、京都の両事件を含む7事件を同グループ幹部が指示した疑いが強いとみている。
千葉の事件は1月12日午後7時25分ごろ発生。リサイクルショップで、男2人が70代の男性店長の顔を殴り、「金庫はどこだ」などと言って金を奪おうとし、頰や鼻の骨を折るなど2週間のけがをさせた。住所不定、無職の永田陸人(21)、住所不定、元自衛官の中桐海知(24)、金沢市の無職、作田竜二(25)の3被告が強盗致傷罪などで起訴された。
■7日後に起きた強盗致死事件…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル