京都の晩夏の伝統行事「千灯(せんとう)供養」が26日、化野(あだしの)念仏寺(京都市右京区)であった。約8千体の石仏や石塔にろうそくをともし、無縁仏を供養した。コロナ禍で2020年から営まれず、開催は4年ぶり。27日もあり、午後5時半から8時半まで受け付ける。
化野はかつて、鳥辺野(とりべの)、蓮台野(れんだいの)と並び、京都の三大風葬地だった。一帯には遺体が葬られ、無縁仏をまつる石仏や石塔が散らばっていた。明治時代、それらを寺に集め、供養したのが千灯供養の始まりという。
この日、原善應(ぜんのう)住職(41)らが地蔵堂の前で読経し、浴衣姿の参拝者らが無縁仏に手を合わせた。行事協力費として1千円が必要。問い合わせは化野念仏寺(075・861・2221)。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル