京都・仁和寺で傷害容疑、70代の男を逮捕 国宝の金堂に傷見つかる

西崎啓太朗

 13日午後10時15分ごろ、世界遺産仁和寺京都市右京区)で、寺の職員が境内に立ち入った男に工具で殴られ、軽傷を負った。男はその場で職員に取り押さえられ、京都府警右京署が傷害容疑で逮捕した。国宝・金堂(こんどう)の木製扉に傷が見つかったため、寺は署に被害を相談している。

 署の発表では男は70代。持っていた工具で職員の30代男性の頭を殴り、打撲を負わせた疑いがある。

 寺によると、金堂近くを歩いていた職員が、入り口の木製扉の南京錠を工具で壊そうとしている男を発見。声をかけたところ、殴られた。その後、鍵穴付近の木が4センチほどはがれているのを確認したという。

 金堂は、御所の紫宸殿(ししんでん)を江戸初期に移築した建物で、堂内には本尊などが安置されている。(西崎啓太朗)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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