京都大学は21日、2026年春の入学者向け入試から、理系2学部の総合型・学校推薦型選抜で「女子枠」を計39人分設けると発表した。
枠の内訳は理学部15人、工学部24人。一般選抜の募集人数を減らし対応する。現在、学部生の女性比率は理学部7・9%、工学部10・1%。女子枠を設けることで、開始数年で15%ほどの比率を目指す。
湊長博総長は記者会見で、「女性が理工系に向いていないというのは幻想」とし、ジェンダー不均衡を解消して学びを深める環境の実現をめざすとした。「人種や性別など特定の集団を教育や就職で優遇する『アファーマティブ・アクション』との見方もあるが、彼女らの希望に応じてチャレンジできる制度を作らないといけない」とも述べた。
国公立大の理工系の学部で女…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル