平岡春人、新田哲史
ヒグマの市街地への出没や人身被害を減らすため、道が春先のヒグマ猟の本格実施を検討している。春は狩猟期間ではないが、人への警戒心をヒグマに与える機会を増やす狙いだ。かつて道内で「春グマ駆除」が行われていたことも背景にある。ただ、担い手となるハンターの確保や報酬をどうするかなど課題も多い。
道は19日、野生動物管理に詳しい研究者や猟友会の幹部らを招いて有識者会議を開いた。
議題は春のヒグマ猟をどう実施するかだ。鳥獣保護法により、道内ではヒグマの狩猟期間は10月1日~1月31日と定められているが、その後も猟をできるようにするという。
近年、本格的には実施していなかった春のヒグマ猟に踏み切るのは、「危機的だ」と出席者が口をそろえる状況が背景にある。
背景には、30年前の決断
昨年度は札幌市東区で4人が…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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