人感センサー使い軟禁状態 107日強制労働容疑で逮捕

 従業員に暴行を繰り返し、休日なしで107日間続けて無理やり働かせたとして、岡山西署は16日、岡山市北区北長瀬表町2丁目の不動産管理会社長、横田育弓生(やすゆき)容疑者(55)を労働基準法違反(強制労働)容疑で逮捕し、発表した。

 逮捕容疑は1月22日~5月7日の間、従業員の男性(62)に暴行を繰り返すなどして計107日間連続して書類作成などの業務を強制したというもの。「全く違う」と容疑を否認しているという。

 署によると、横田容疑者は男性が帰宅しようとすると鳴り響く人感センサーを事務所に設置して軟禁状態に置いたほか、日常的に顔面を殴るなどしていた。また「家に帰ったりとか、やめたらどうこうとかそんな問題じゃねえ」などと恫喝(どうかつ)。男性には給与として月約2万円が支払われていただけだったという。

 横田容疑者はこの男性に対する傷害容疑などで逮捕され、岡山地検が暴力行為等処罰法違反罪などで起訴している。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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