スマートフォンの人気ゲーム「にゃんこ大戦争」のデータを改ざんし、ゲーム内で使える通貨を不正に増やしたとして、京都府警は18日、愛知県岡崎市の無職の女性(22)を私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで書類送検したと発表した。
サイバー犯罪対策課によると、送検容疑は2020年10月、広島県福山市の男性会社員(27)らに頼まれ、ゲーム内の通貨を不正に増やしたアカウントを作ったというもの。女性はアカウントを販売しており、「生活費を稼ぐためだった」と容疑を認めているという。府警は、購入した男性ら4人も同容疑などで書類送検した。
府警は、女性が19年9月~20年12月に約500回にわたってアカウントを販売し、60万円ほどを売り上げたとみて捜査している。
「にゃんこ大戦争」はネコのキャラクターを使い、敵の城を攻め落とすゲーム。配信するポノス(京都市)によると、配信開始の12年11月からの総ダウンロード数は約6700万件。同社は「不正なデータの作成や購入は、犯罪行為となる可能性もあるので絶対にしないようお願いします」とのコメントを出した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル