人生を変える3分間 米英ゴット・タレントシリーズで日本人が活躍中

 歌手スーザン・ボイルさんを発掘したことで知られる英国の人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント(BGT)」で今年、日本人マジシャンが「MVP」にあたる「ゴールデンブザー」を獲得した。米国版「アメリカズ・ゴット・タレント(AGT)」でも現在、4組の日本人が勝ち残っている。出場そのものが「人生を変える」とさえ言われる3分間に、人生を賭けている。

 英国で今年5月に放送されたBGTに出場したのは、マジシャンの岩崎圭一さん(@keiichi_iwasaki)。1回戦にあたるオーディションで、「ドラゴンボール」のようなコミカルな動きと、親しみやすい英語のトークで観客を笑わせながら、一転、トランプを空中に浮かせて驚かせた。最後は指輪を空中にゆっくり浮遊させ、審査員女性の指にすっぽり収めると、会場は総立ちで拍手を送った。

 BGTは、4人の審査員と司会者が一つのシーズンで1度ずつゴールデンブザーを押す権利がある。次のラウンドへ無条件で進めるほか、MVPのような価値もあり、岩崎さんは司会者からブザーをもらった。

 岩崎さんは番組の冒頭で出演の動機を聞かれ、「優勝賞金で、大西洋を渡るための手こぎボートを買いたい」と大まじめで答えた。審査員は苦笑いしたが、実際に20年前から人力による世界一周を続けている。

 移動は中国で購入したという…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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