人間を思い出して!チンアナゴに初日から「顔見せ」殺到…すみだ水族館(スポーツ報知)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当面の間臨時休館中の「すみだ水族館」(東京・墨田区)は3日、「緊急開催!チンアナゴ顔見せ祭り!」(5日まで)を開始した。

 ビデオ通話アプリ「FaceTime」を使って、自宅にいながらチンアナゴと“対面”できる企画。3月1日から休館に入ると、約300匹のチンアナゴたちが砂に潜って隠れがちになり、飼育スタッフが健康状態を確認するのが困難になってしまった。「ステイホーム週間」中だが、人間の存在を思い出させ、姿を見せるようにするのが目的だ。

 水槽前の5台のタブレット端末を通して、5分程度を目安に、多くの人が「顔見せ」した。同館公式ツイッターによると、初日のこの日は1秒間に5件以上の着信が殺到。「うちのチンアナゴたち、ちょっと顔を出すようになってきました!!」と効果を語った。

 ライブ配信も100万人以上が視聴する盛況ぶり。終了時の14時には、多くのチンアナゴが砂から顔を出していた。同館がある東京スカイツリータウン・ソラマチは、一部店舗を除いて休業しており、周辺の人通りはまばらだったが、チンアナゴは“にぎわい”を見せた。

 同館の広報担当者は、チンアナゴについて「もう少し時間がかかるかもしれませんが、少し警戒心は解け慣れたかもしれません。引き続きチンアナゴたちのようすを見守っていきます。たくさんのご協力ありがとうございます」とし、参加者に感謝。「顔見せ祭り」は5日まで続くが「皆さんがチンアナゴたちに顔を見せて頂くことで、チンアナゴたちがこれまでどおり人間が近づいても砂に潜らずに元気な姿を見せてくれればと思っています。GWはご自宅で過ごされる方が多いと思いますので、皆さんにもおうち時間を少しでも楽しんで頂けたらと思います」と期待した。

 期間中は10時半から14時まで開催する。詳細は公式HP(https://www.sumida‐aquarium.com/)で。

報知新聞社

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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