政府は、今冬のインフルエンザワクチン接種を巡り、優先度を提示する検討に入った。重症化の恐れがある高齢者や、持病がある人を最優先とし、医療従事者や妊婦、子どもらも先行させる方向だ。インフルエンザは新型コロナウイルス感染症と症状の見分けがつきにくい。感染を警戒して接種の希望者が増えると見込まれ、医療現場の混乱を避けるためにも早期対応が必要と判断した。関係者が23日、明らかにした。 例年ワクチン接種が始まる10月をにらみ、政府は医師会や全国知事会とも協議。26日に開かれる厚生労働省専門部会で有識者の意見を聞いて最終方針を決める。
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