8月も残す所1週間ほどとなり、随所に夏の終わりが感じられるようになってきました。
ウェザーニュースが毎年二十四節気ごとに行っている季節感の調査でもそれが顕著に現れています。
今年は“夏本番”が一気に低下
去年は梅雨明けが早かったため、7月23日「大暑」にはすでに90%以上が夏本番と感じ、8月7日「立秋」、8月23日「処暑」と時期を追うごとに徐々に夏本番の割合が減少していきました。
一方、今年は梅雨明けが遅かったため7月23日「大暑」に夏本番を感じていたのはわずか10%未満。8月に入って8月8日「立秋」になると一気に夏感が盛り上がって去年を逆転したものの、昨日8月23日「処暑」になると10%ほどにまで急激に低下しました。
去年との違いは一目瞭然です。
真夏日地点数もピークは一時的
全国の真夏日地点の推移で見ても、去年は7月上旬から多い水準だったのに対し、今年は7月終わり頃から急増。ピーク時の地点数は去年を上回りました。
ただ、お盆休みが終わった頃から急速に減少し、夏の終わりを感じた人が増えていたと考えられます。
要因は夏前までのエルニーニョ現象
今年は、夏前まで続いたエルニーニョ現象の影響もあり、太平洋高気圧の北への張り出しが弱く、去年よりも大幅に遅い梅雨明けとなりました。
8月に入り高気圧が勢力を強め厳しい暑さになったものの、台風10号の上陸後は高気圧が後退し、夏の終わりも早まったと考えられます。
長期予報では9月にかけても平年より気温の高い所が多く、まだ残暑はありそうです。それでも35℃を大きく超えるような猛烈な暑さになることはなく、夏は確実に終わりに向かっていきます。
ウェザーニュース
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment