吉沢英将
気象庁は22日、今年の年平均気温が過去30年間(1991~2020年)の平均値を0・65度上回る見込みだと発表した。1898年の統計開始以来、昨年と並んで過去最高となる。
同庁によると、地域別の年平均気温はいずれも平年と比べ、北日本0・9度▽東日本0・7度▽西日本0・6度▽沖縄・奄美0・3度高かった。
今年の気温の高さは、冬から春にかけて寒気の影響を受けづらかったことが主な要因。特に3月は北日本や東日本、西日本で月平均気温が過去最高になった。夏場は高気圧が張り出した北日本や東日本で高かった。
ただ、日本の年平均気温は100年あたりで1・29度上昇。上位10位はすべて1990年以降に記録されており、同庁は、二酸化炭素など温室効果ガスの増加による地球温暖化の影響も考えられるとみている。(吉沢英将)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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