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渋谷スクランブル交差点など、街中がアートで彩られる「渋谷芸術祭」。コロナ禍の今年はアート作品も変化しています。 ファッションやストリート、音楽など流行と文化の発信地の東京・渋谷が7日間にわたって芸術作品であふれる「渋谷芸術祭」。アートトラックは、LED(発光ダイオード)が付いたブレードを高速回転させ、光の残像によって3D映像を空間に投影します。遠隔操作で映像配信や切り替えが簡単にでき、今後は立体映像広告の分野でも展開が期待されているそうです。
さらに、新型コロナウイルスの感染防止に配慮された作品。日が傾いてくると光を放ち、床一面には花々が現れました。白い物体、実は「たんぽぽの綿毛」です。息を吹き掛ける代わりに使われた唇マークには専用のQRコードが付いていて、作品と連動する仕組み。
作品を手掛けた「ネイキッド」・村松亮太郎代表:「何せコロナなので今。皆で吹くのが問題だということで、代わりで例えば、マスクで唇を作ろうとかデザインしようとか、色んな実験をしたが、本当に試行錯誤です、そこは」
感染が再び拡大するなか、アートも形を変えて進化しています。綿毛が舞う一連の動きは都内の別の場所や海外に設置された同じ作品とつながっていて、コロナ禍で苦難が続く国内外の人々への祈りをリアルタイムで表現しているということです。
また、渋谷芸術祭では地域の課題の一つである落書きを消し、新たなアート作品を創作する取り組みなども行われています。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース