観測史上最も暑かった今年7月に続き、8月もここ126年で最も暑かったことが、気象庁データの分析からわかった。これまでの記録だった2010年8月の平均気温を0・4度ほど上回った。地球温暖化に加え、日本付近で太平洋高気圧の勢力が強かったためといい、気象庁は「9月もかなりの高温になる。引き続き熱中症対策が必要だ」としている。
気象庁が日本の平均気温の基準にしている千葉県銚子市など15の観測所について、データが残る1898年以降の126年分の8月1~31日の気温を、気象庁の専門家の監修を受けながら朝日新聞が独自に分析した。
その結果、今年8月の平均気温は27・48度で、これまでで最も暑かった10年の27・07度や、2位だった1994年の26・72度を大きく上回った。
8月初旬から平均気温が27度を超える日が続いたほか、台風7号が近畿地方に上陸した中旬も気温はあまり下がらなかった。例年なら涼しくなり始める下旬も、札幌市で23日に最高気温36・3度が記録されるなど、例のない暑さが続いた。
気象庁の平井雅之・気候情報…
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル