今年3月卒業の学生で就職内定を取り消された人は、8月末時点で174人に上ると厚生労働省が15日発表した。昨年卒の35人より139人増え、東日本大震災があった2011年卒の598人以来の多さ。新型コロナウイルスの影響によるとみられる内定取り消しが104人を占めた。
企業などは内定を取り消す場合、ハローワークに届け出ることになっており、8月末までの人数をまとめた。内訳は、大学生・専門学校生らが132人、高校生が42人。業種別では「生活関連サービス・娯楽業」が42人で最も多く、「卸売・小売業」が40人で続いた。取り消された174人のうち89人は、別の企業などに就職したという。
入社が延期になったり、入社したものの自宅待機を求められたりした人は昨年はゼロだったが、今年は1210人に上り、うち1208人が新型コロナの影響によるものだった。1184人が8月末までに働き始めたという。(吉田貴司)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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