寒気が度々入るようになり、季節は急加速します。9日(土)~10日(日)は12月上旬並みの強い寒気が入り、標高の高い山や山間部では雪が降って積雪のおそれがあります。
冬の便りが期待できる一週間
今年の秋は季節の歩みがかなりのスローペースで、11月に入ったことを実感できていない方もいらっしゃるかと思います。ただ今月は時折上空に寒気が流れ込むようになり、秋は急速に深まっていくでしょう。日中は北部を中心に15度に届かない日が多くなり、昼間でもコートや厚手の上着が欲しいくらいの肌寒さとなりそうです。
8日(金)は二十四節気の「立冬」で、暦の上では早くも【冬】が始まります。8日は日本海側を中心に雨が降る予想ですが、この雨を境に上空には12月上旬並みの寒気が流れ込んでくるでしょう。
次の土日は師走並みの寒気流入
8日の立冬のあとは一時的にこの時期としては強い寒気が流れ込むでしょう。9日(土)~10日(日)は上空1500m付近で0度の、山に雪を降らせる目安とされる寒気が東北南部にまで南下する予想です。平地で雪が降るレベルの寒気(上空1500m付近でマイナス6度)は東北北部まで流れ込んできそうです。山間部や峠道では雪が降り、東北北部は市街地でも雨に雪が混じる所が出てくるでしょう。
タイヤ交換をいつしようか悩ましい時期に突入しています。なかでも、山沿いの地域に住んでいたり、峠道を頻繁に利用したり、早朝や深夜に運転することが多い方ほど、タイヤ交換は早めに済ませることをおススメします。
今週は暖かい秋から初冬並みの空気に入れ替わる日が増えてきそうです。冬支度はお早めに、そして体調管理に十分ご注意ください。
日本気象協会 東北支社 佐々木 優実
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