伊藤智章
愛知県豊橋市新栄町の通所介護施設「しんさかえケアセンターそよ風」で18日夕、利用者の60代女性が送迎の乗用車に一時置き去りにされ、熱中症とみられる症状で救急搬送されていたことが分かった。軽症で既に回復しているという。
同市消防本部などによると、18日午後6時25分ごろ、施設の駐車場の送迎車内で、女性がぐったりしているのを職員が見つけ、119番通報した。女性は熱中症の疑いで市内の病院に搬送され、約1時間点滴を受けて回復したという。
施設によると、女性は同日午後4時40分ごろ、ほかの利用者2人とともに男性職員が運転する5人乗りの車で施設を出発。車は午後5時半過ぎに駐車場に戻ったが、その際、男性職員は後部座席に残っていた女性に気付かなかったという。運転席以外では解錠できないチャイルドロックがかけられており、女性は外へ出られない状態だった。
施設の担当者は「ありえないこと。申し訳ない」として、利用者や家族に謝罪したといい、今後は車内確認や送迎記録票の記入を徹底するとしている。
気象庁の観測データによると、18日の豊橋市の最高気温は33・4度。午後6時ごろも30度を超えていた。同日朝、県内には熱中症警戒アラートが出されていた。(伊藤智章)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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