東京都あきる野市の介護老人福祉施設の計画を巡り、村木英幸市長(65)が市幹部に「すでに事業者は決まっている」と明かした問題で、市議会は6日、緊急質問を行った。市有の計画地を事業者に貸与、売却する場合、条例で市議会の議決が必要と定めているが、村木市長は議案を出す意思はないことを明らかにした。
複数の市幹部によると、村木市長は事業者を募集する記事が市広報に出る3日前の4月12日、尾崎喜己副市長に「事業者も施工業者も決まっている」と話した。中嶋博幸市議長らにもそう説明し、職員は業者が現場で測量する様子も確認。この業者は「市長の許可をもらっている」と話したという。
緊急質問で、子籠敏人議員が事実を確認すると、村木市長は「オーバーな言い方で不適切だった。発言を取り消したい」と繰り返し、「業者は決まっておりません」と強調した。子籠議員が「虚偽答弁だ」と迫り、施設が必要かを審議している市議会特別委での説明を求めると、村木市長は「集中力が持続しませんので」と出席しない意向を示した。
辻淑子議員が条例に基づき…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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