介護職員、認知症の高齢女性に馬乗り 女性は3日後死亡

 宮崎市の有料老人ホーム「フェニックスフォレスト」(定員40人)で、20代の男性介護職員が90代の女性入所者に馬乗りになるなどの虐待行為をしていたことが分かった。施設は職員を懲戒解雇し、市は26日、施設を立ち入り調査した。

 施設によると、外部からの指摘でツイッターに虐待の様子を映した動画が投稿されているのを確認。動画は、職員が床に横たわる女性に馬乗りになり、厳しく叱責(しっせき)する内容だった。女性は認知症で車いすを利用しており、歩行は困難だったという。

 施設は、職員が8日の夜勤時に虐待したことを認めたため、24日付で解雇した。動画の撮影者は同僚と見られるが、判明していないという。

 女性は、虐待を受けた3日後に死亡した。施設によると、死因は老衰で、虐待との因果関係はわからないとしている。松浦幸次施設長は「被害者や家族に対し本当に申し訳ない。再発防止に努めたい」と話した。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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