有元愛美子 野口駿 仁村秀一
他人のクレジットカードの情報で航空券を買い、転売したなどとして、埼玉県警は13日、東京都板橋区の内装会社員の男(27)を電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕し、発表した。
県警はインターネットの利用者を企業の偽サイトなどに誘導し、個人情報を入力させて盗み取る「フィッシング」の手口が使われたとみている。
サイバー捜査課によると、男は2022年10月、別の人物と共謀し、不正に入手した東京都内の女性のクレジットカード情報で航空券(約1万5千円相当)を購入し、埼玉県の知人男性に7千円で転売した疑いがある。男は「客から注文を受けただけ」と話しているという。
県警は、知人男性との電子マネーのやりとりから、男を容疑者として特定したといい、同様の行為を繰り返していた疑いがあるとみて調べている。
フィッシング対策として警察は、ネット上の買い物などでカード情報を入力する際は、利用者がサイトが本物か十分確認するほか、利用履歴を定期的に確認することも大切だと呼びかけている。(有元愛美子、野口駿、仁村秀一)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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