他人名義の携帯電話、不正に機種変更容疑 元店員ら逮捕

 不正に他人名義の携帯電話の機種変更をしたとして、愛知県警は、NTTドコモの販売代理店の店員だった女と暴力団組幹部を私電磁的記録不正作出・同供用容疑で逮捕し、10日発表した。県警は、こうした名義の不透明な携帯電話が反社会的勢力により「犯罪インフラ」として使われることを警戒している。

 逮捕されたのは、名古屋市中区松原3丁目、元販売代理店員渡辺美智予(40)▽名古屋市南区要町5丁目(自称)、指定暴力団山口組弘道会系組幹部野久保和典(48)の両容疑者。県警は2人の認否を明らかにしていない。NTTドコモ広報部は「このような事案で世間をお騒がせし、大変申し訳ありません」とコメントした。

 捜査4課によると、2人は共謀し、2016年2月、野久保容疑者が知人から借りていた携帯電話の機種変更をする際、渡辺容疑者が勤務していた販売店のパソコン端末を使い、手続きに必要なデータを不正に作成するなどした疑い。

 県警は、野久保容疑者が機種変更の際、手続きに必要な知人の委任を取り付けるのを避けるため、渡辺容疑者に不正な契約を頼んだとみている。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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